パン作りが続いている。三日坊主の自分にしては珍しいことだ。
しかし先日、雲行きが怪しくなった。
夜中1時に起きてパンをこねた
その日は夜にこねるつもりだった。しかし例によって途中で寝てしまい、目が覚めたのが夜中の1時である。
このまま朝まで寝れば、生地は作れない。焦った私は起き出して、粉と水を量り始めた。
結果から言うと、そこから何もかもがおかしくなった。

水を200g入れた
レシピは粉200gに対して水130gである。
後で量ろうと思って容器から直接入れたら、ドバッと出た。200gくらい入っていた。
正直、200gというのもだいたいの量である。水をレンチンして人肌にする。これを行うことに集中して、量を測ることを忘れてしまっていた。
深夜に、加水率100%のベタベタした物体を前にして、私は途方に暮れた。粉を100g足し、他の材料も1.5倍にして、なんとか生地の形にした。頭が働いていないので、計算するだけで時間がかかる。
睡眠スコアがこうなった
翌朝のApple Watchの記録がこれである。

4時10分から9時25分で、5時間15分。深い睡眠は37分しかない。覚醒も2回。
自分の場合、深い睡眠が1時間を切ると翌日はっきり調子が悪い。この日もそうだった。
自分にとっての最適解は「眠くなったら寝る」だった
睡眠を計測するようになって、いくつか法則が見えてきた。
一番スコアが良いのは、眠くなったらそのまま朝まで寝ること。 大体23時か0時くらいに眠くなるので、そこで素直に寝る。これが最強である。
何かしようとして1時、2時まで起きていると、逆に寝つけなくなる。 一度眠気のピークを逃すと、次に眠くなるのが3時や4時になってしまう。あの1時間の粘りが、3時間の損失になる。
夜中に風呂に入るのもよくない。 目が冴えてしまって、そこからさらに寝つけなくなる。世間では入浴後に体温が下がると眠くなると言われているが、自分の場合は覚醒が勝つ。
そして意外だったのが、風呂に入らずに朝まで寝てしまった日の方がスコアが高いことだ。衛生的にどうなのかという話は置いておくとして、データはそう出ている。
夜にやるのが間違いだった
そもそも、なぜ夜にこねようとしたのか。
理由は単純で、夜しか時間がないと思い込んでいたからだ。しかし実際には、夜にやろうとして毎回寝てしまっている。やれていないのだから、時間があることにならない。
これは何かに似ていると思った。
ジムやランニングと同じである。朝や昼は仕事があるからやる気が出ない。夜やろうと思ったら眠くて寝てしまう。無理に夜中にやると、今回のように睡眠が削られる。
次は昼か夕方にこねてみる
パン作りには一つ有利な点がある。工程が分割できることだ。炊飯器に水と米を入れて炊くだけのご飯より遥かに面倒だが、そこは工夫の余地があるといえる。
こねる作業は15分程度で終わる。そして冷蔵庫か冷凍庫に入れれば、発酵を止めて好きなタイミングまで引き延ばせる。ランニングのように30分まとめて確保する必要がない。
だとすれば、夜にまとめてやろうとしたのが一番不利なやり方だった。
15分あればいいのだから、昼休みでも、帰宅直後でもいい。要するに、眠気が来る前の時間帯に片付けてしまえばいい。
うまくいくかはわからない。ただ、夜中の1時に加水率100%の生地と格闘するよりはマシなはずだ。
夜にやるなら、相棒が要る
とはいえ、夜にうまくいった日もある。
そういう日はたいてい、iPadで水曜どうでしょうを流しながらこねていた。大泉さんたちが過酷なバス旅で消耗している横で、自分は粉と水をこねている。
不思議なもので、こちらもやらなきゃという気分になる。向こうは何日もバスに揺られているのに、こっちは15分こねるだけである。文句を言える立場ではない。
そして大体、1話が終わる前に作業は終わっている。つまりそれくらいの作業量でしかない。
問題は、こねる作業そのものではなく、実は始めるまでの腰の重さなのかもしれない。

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