すき家で「ビーフカレー」を食べた。
先日、松屋のネオカシミールカレーを食べたばかりだ。牛丼チェーンが次々とカレーに力を入れてくるので、つい追いかけてしまう。
正直、期待はしていなかった
すき家のビーフカレー。名前を見たときの感想は「ふーん」だった。
松屋がカシミールだのパラックパニールだのと攻めているのに比べると、ビーフカレーはいかにも普通に見える。どこにでもありそうな名前である。
ところが、食べてみたら意外にも当たりだった。
【頼んだもの・価格:並盛850円にシーザーサラダセット + 250円】

マイルドで、複雑
辛さはあまりない。マイルドで食べやすい。
そのうえで、色々な味が混じり合っていて、複雑な感じがした。ただ甘いだけのカレーではない。
調べてみると、すき家はこのカレーを「本格的な欧風カレー」として出しているらしい。ルーには牛肉のうまみに、炒めた玉ねぎ、にんにく、しょうが、トマトを合わせている。スパイスはターメリックやクミンなど。そこにバターでコクを出し、りんご果汁やフルーツチャツネで甘みを加えているという。
この材料の多さが、あの「色々な味が混じっている」感じの正体なのだろう。
松屋と比べると
松屋のネオカシミールカレーは、スパイスの効いたカシミール寄りの一皿だった。本家の中日ビルのデリーほどではないにしても、ちゃんと辛さで向かってくる。
すき家のビーフカレーは逆である。辛さでは勝負せず、マイルドさと複雑さで勝負している。
同じ牛丼チェーンのカレーでも、方向性がまるで違う。スパイスの刺激が欲しい日は松屋、落ち着いたカレーが食べたい日はすき家。そういう使い分けができそうだ。
期待していない方が、当たりは嬉しい
「ふーん」と思って頼んだものが当たりだったときの嬉しさは、期待して頼んだものが美味しかったときより大きい気がする。
名前が地味な分、得をしている。
インパクトはない。でもそれでいい
食べ終わって残った感想は「普通に美味しかった」である。
衝撃もないし、また食べたくて夜も眠れない、ということもない。ただ、外れでもない。牛丼屋で「今日はカレーの気分」になったとき、安心して頼める味だと思う。
普通に美味しいものを「普通に美味しい」と書くのは、意外と難しい。何か特別なことを言いたくなるからだ。でも、普通に美味しいは、立派な褒め言葉である。
次にすき家に行ったら、たぶんまた牛丼を頼む。そして、カレーの気分の日にはこれを思い出す。

コメント