楽器:なぜゆっくり練習するのか──ゆっくり練習は監視カメラである

ギター

楽器の練習においてゆっくり練習することの大切さは、多くの人が聞いたことがあるだろう。しかし実際にできているかというと、別の話だ。

焦って練習すると下手になる

速く弾こうと焦ると、間違った運指や非効率なフォームを繰り返すことになる。逆説的だが、練習をすればするほど下手になってしまうのだ。何年経っても同じところで間違える、ずっと弾けないという場合、この状態に陥っていることが多い。これは悲しい話だ。

ゆっくり練習は監視カメラである

ではなぜゆっくり練習が大事なのか。それは自分の課題に気づけるからだ。

弾けない原因、ミスの原因を細かくチェックできる。これは監視カメラに似ていると思っている。犯人を特定するとき、映像をスローモーションにしたり一時停止したりするだろう。ゆっくり練習はまさにそれだ。自分のミスの瞬間を捉えて、原因を特定する作業である。

なぜゆっくり練習できないのか

多くの人はゆっくり練習が苦手だ。理由はシンプルで、もどかしいからである。特にバンドでコピーをする場合、原曲のスピードで弾くことがゴールになりがちだ。しかし練習においてその必要はない。

ゆっくり練習するために私が考えていること

二つある。

一つは「この曲はこういうテンポの曲だ」と自分を騙すことだ。ゆっくりなテンポが正しいテンポだと思い込んでしまう。

もう一つは瞑想タイムだと思うことだ。焦らず、ただ音と向き合う時間として捉えると、もどかしさが少し和らぐ。

ゆっくり練習は地味で退屈に見えるが、上達への最短ルートだと思っている。

実際にプロのレッスンを受けても、皆「ゆっくり練習が大事」と言っているので間違いない。

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