タイトル:「ギターの脱力トレーニング──力を抜くのではなく、力が入っていない状態を目指す」

ギター

あるレッスンで脱力トレーニングを受けた。全員でフォームをチェックしながら行う時間だ。

脱力、という言葉は多くの人が聞いたことがあるだろう。ギターに限らず、スポーツや武道でも「力を抜け」とよく言われる。なんとなくわかっている気はするが、実際にできているかというと別の話だ。

脱力とは「力を抜く」ことではない

脱力というと「力を抜く」イメージが強い。しかし「力を抜こう」と意識すると、逆に離す方向に力が入ってしまいがちだ。力を抜こうとすること自体が、新たな力みを生んでしまうのだ。

そこで私が試しているのは、まず「力が入っていない状態」を作ること。その状態を感覚として覚えておき、そこに持っていくというステップだ。「力を抜く」という動作ではなく、「力が入っていない状態を目指す」という発想の転換である。

言葉にすると微妙なニュアンスの違いだが、実際にやってみると感覚がかなり変わる。

フォームの意識

ポイントは指先ではなく、付け根から力を抜くことだ。指先だけに意識を向けると、結局そこに力みが残ってしまう。

フォームのイメージとしては、マウスを軽く掴むような形が良いとされている。

ただし、このフォームを作っただけでは意味がない。常にこの状態を意識しながら脱力練習する必要がある。ただやればいいというものではないのだ。

中指・薬指の難しさ

左手の場合、人差し指と小指はいわゆるガイドフィンガーとして脱力できている人が多い。しかし中指と薬指は神経がつながっているため、どちらかを動かすともう一方がつられてしまいやすい。ここの脱力と準備が課題になりやすい。

私が試していること

最初からとても穏やかな状態を作っておく。その感覚を覚えたまま、必要な指だけほんの少しだけ力を加える。脱力したい指には力を入れない。この順番が大事だと思っている。

まだ感覚をつかみきれていないが、これを意識するだけで音が変わる気がしている。

なお、これはクラシックギターに限った話ではないと思っている。エレキギターやベース、あるいは他の楽器でも同じ考え方が応用できるのではないだろうか。スポーツでも「脱力」は重要なテーマだ。力みは動作の精度を下げる。どの分野でも「力が入っていない状態を作る」という発想は使えそうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました